犬走りの補修 犬走りの補修

犬走りの補修 2026.04.21



大阪を中心に近畿全域で外壁補修・シーリング工事・防水工事を手がける有川シールテックが、今回は戸建て住宅やマンションで見落とされがちな「犬走り(いぬばしり)補修工事」について詳しくご説明します。

犬走りとは、建物の外周に設けられた幅の狭いコンクリートや砂利敷きのスペースのことです。

雨水が直接地面に落ちて外壁や基礎を汚染・侵食するのを防ぐ、いわば建物の「防波堤」としての役割を担っています。

目立ちにくい箇所であるがゆえに、ひび割れや欠損が進行するまで気づかれないケースが非常に多く、気づいたときには基礎まで雨水が回り込んでいることもあります。



犬走り補修工事とは?建物を守る重要な役割

犬走りのコンクリートは、常に雨・紫外線・気温変化にさらされる過酷な環境に置かれています。

大阪をはじめ近畿エリアの夏場は気温が35℃を超えることも珍しくなく、冬との温度差によってコンクリートの膨張と収縮が繰り返されます。

これが長年にわたって積み重なると、表面にひび割れ(クラック)が入り、やがてコンクリート自体が崩れ始めます。

犬走りが担っている主な役割は次の3つです。

①雨水が直接地面に落ちることで発生する「跳ね返り」による外壁汚染を防ぐ。

②建物の基礎周辺に雨水が集中しないよう、水を分散・排水させる。

③雑草や害虫が外壁沿いに繁殖することを抑制する。

これだけの役割を持つ犬走りが劣化すると、建物全体の耐久性に直接影響が及びます。

特にコンクリートのひび割れは、単なる見た目の問題ではなく、雨水の侵入経路になるという点で早急な対処が必要です。


ひび割れ補修(クラック補修)の施工内容

犬走りに発生するひび割れには、大きく分けて2種類あります。

幅0.3mm未満・深さ4mm未満の浅いひびは「ヘアクラック」と呼ばれ、初期症状にあたります。

一方、幅0.3mm以上・深さ4mm以上に達した「構造クラック」は、雨水が内部まで侵入する経路となるため、放置すると基礎コンクリートの腐食や鉄筋の錆びにつながる危険性があります。

有川シールテックでは、ひび割れの状態をまず丁寧に確認したうえで、それぞれの症状に適した工法を選択します。

構造クラックに対しては、主に以下の手順で補修を進めます。


【STEP 1】 ケレン・清掃

ひび割れ周辺の脆弱な部分をスクレーパーなどで丁寧に取り除き、補修材が密着しやすい下地を整えます。

汚れや苔・カビもこの段階でしっかりと除去します。


【STEP 2】 Uカット処理

グラインダーでひび割れ部分をU字状に切り込みを入れ、充填材の接触面積を広げます。

この工程を省略すると、後から充填したシーリング材が剥がれやすくなるため、丁寧な作業が仕上がりの耐久性を左右します。


【STEP 3】 プライマー塗布

シーリング材や補修材の密着力を高めるプライマー(接着剤の役割を果たす下塗り材)を塗布します。

プライマーが不足したり、乾燥が不十分な状態で次の工程に進むと、補修材の剥がれの原因になります。


【STEP 4】 シーリング材・樹脂モルタルの充填

ひび割れの深さや幅に応じて、変成シリコン系またはポリウレタン系のシーリング材、あるいは樹脂モルタルを充填します。

適切な厚みで充填することで、建物の動きに追従しながら長期的な防水性を維持できます。


【STEP 5】 表面仕上げ・養生

充填材が硬化したら、表面を整えて既存のコンクリートとなじむように仕上げます。

最後にトップコートを施すことで、紫外線や雨水に対する耐性をさらに高めます。

有川シールテックは独立前の10年以上の現場経験をもとに、下地処理からプライマー塗布・充填・仕上げまで、代表が一貫して担当します。

中間業者を介さない自社施工のため、現場への指示の伝達ミスがなく、ご依頼内容がそのまま施工に反映されます。

定期メンテナンスの重要性と長持ちのコツ

犬走りのコンクリートは、適切に施工されたとしても、永遠に劣化しないわけではありません。

一般的に、コンクリート製の犬走りは新設から10年前後でヘアクラックが現れ始め、その後の管理状態によって劣化スピードが大きく変わります。

定期的なメンテナンスで長持ちさせるためのポイントは次のとおりです。


●5〜10年ごとの目視点検を習慣にする

ひび割れの幅・深さ、表面の欠損、苔や藻の発生状況を確認します。

幅が0.3mmを超えるひびが見つかったら、早めに専門業者に相談することで、補修範囲が広がる前に対処できます。


●雨水の排水状況を確認する

犬走りが水平に近い状態になると、水がたまりやすくなります。

水が常に溜まっている箇所はコンクリートの劣化が特に早いため、勾配が失われていないか定期的に確認することが大切です。


●補修は「早め・小さいうち」が原則

小さなヘアクラックのうちに補修すれば、コストも工期も最小限で済みます。

構造クラックに発展してから補修する場合、下地処理の範囲が広がり、工事規模が大きくなる傾向があります。

有川シールテックでは、施工後もアフターフォローを継続しています。

「一度施工したら終わり」ではなく、定期的な点検や劣化サインの確認を通じて、お客様の建物を長期にわたってお守りします。

大阪府吹田市を拠点に、茨木市・豊中市・箕面市・池田市など北摂エリア、そして兵庫・京都を含む近畿全域に対応しています。

雨水侵入による基礎劣化のリスク

犬走りのひび割れを放置したとき、最も深刻な影響が及ぶのが建物の「基礎」です。

コンクリートは多孔質な素材であり、ひび割れがなくても時間をかけて水分を吸収します。

ひび割れが生じると、そこが雨水の侵入経路となり、吸水と乾燥のサイクルが繰り返されることで劣化が加速します。

特に注意が必要なのが「コンクリートの中性化」です。

コンクリートは本来、強いアルカリ性を保つことで内部の鉄筋を錆から守っています。

しかし、雨水が継続的に浸入すると、このアルカリ成分が徐々に失われ、コンクリートが中性化します。

中性化が進むと鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを内側から破壊する「爆裂」と呼ばれる現象が起きることがあります。

爆裂が発生した場合、表面の補修だけでは対応できず、大規模な躯体補修が必要になります。

また、木造住宅の場合、基礎周辺への水分侵入が続くと湿度が上昇し、シロアリが繁殖しやすい環境が整ってしまいます。

シロアリ被害は、建物の構造材を内部から食い荒らすため、発見したときには既に取り返しのつかない状態になっているケースも少なくありません。

こうしたリスクを回避するためにも、犬走りのひび割れや欠損は「小さな損傷だから大丈夫」と判断せず、専門業者による現地確認を行うことを強くお勧めします。



大阪・近畿全域の犬走り補修工事は有川シールテックへ

有川シールテックは、大阪府吹田市を拠点に、シーリング工事・防水工事・外壁補修工事の専門店として2017年の創業以来、北摂・阪神間を中心に近畿全域のお客様からご依頼をいただいています。

工務店様からの協力業者としてのご依頼はもちろん、戸建てのオーナー様・マンションオーナー様・管理会社様からの直接のご相談も承っています。

代表がご相談から施工・お引き渡しまでを一貫して担当するため、打ち合わせ内容と施工内容の食い違いが起きません。

また、大手業者のような広告費や中間マージンがかからない自社施工だからこそ、必要な工事を適正な内容でご提供できます。

犬走りのひび割れが気になる、欠損が目立ってきた、雨の日に基礎周りに水がたまっているなど、少しでも気になる症状がある場合は、お早めに有川シールテックへご相談ください。